ペア大国中国誕生
祝!申雪・趙宏博ペア 金メダル!
ペア結成18年。
私がフィギアを見始めたのが10歳の時だから、ほぼ私のフィギア鑑賞歴と共に歩んできたと言っても良い二人が、ついにオリンピックの金メダルを手にしました。
ランク1位が発表されて、申雪が叫んだ瞬間は私も涙ぐんでしまいました。
日本人選手以外の活躍がこんなに嬉しいことはなかなか珍しいことです。
それでも今大会、ペアの選手ではこの二人が一番表情が良かった。
リンクに現れた時の表情と、滑る前にお互いを見つめあう表情。
本当に二人ともが、内面の充実とお互いの信頼の深さを彷彿とさせる良い顔をしていて、金メダルは盤石なものと感じられました。
そしてSPでは世界歴代最高得点。
フリーとの合計も、世界歴代最高得点で優勝。
ちなみに銀メダルとなった中国のペアは、フリーの得点が世界歴代最高得点。
名実ともにペア大国中国の誕生ですね。
残念だったのは5位に終わった張ペア。
トリノでは銀メダル。
オリンピックに縁遠い二人かも知れない。
そしてロシアは、フィギア大国の凋落が報じられている模様。
お家芸(?)のペア種目ですら、外国人に頼らなければならないという現状。
アイスダンスはよく分からないけど、女子もスルツカヤ以降、この五輪でメダルを狙えるような選手は現れていない。
となると、男子の世界王者プルシェンコが国の期待を一身に背負うわけですが、そのプレッシャーが無敵のプルシェンコに吉と出るか凶と出るか。
それにしても川口悠子は可哀想だなあ。
生まれ故郷を捨ててまで懸けたオリンピックのせいで、ロシアにいられなくなるようなことがなければ良いと思います。
けど、生まれ故郷でもないのに50年分のプレッシャー背負わされたんじゃたまったもんじゃない。
※2019年10月14日追記
ペア大国中国はあっという間に崩落し、今はまたロシアの復権してきています。
ソチではロシアが金・銀独占だったけど、平昌ではまた中国ペアがメダル獲得……と結構入れ替わりが激しい。
しかし女子シングルは、バンクーバーまで強化策してなかったんじゃないか、というくらい今ロシア強い。