Fleur de Noir

日々の思いの丈、フィギュアスケート、映画、本、TV、もろもろ。

【映画評】僕の美しい人だから

「二十歳を過ぎて愛に迷ったら、ぜひ読んでほしい一冊」と、
柴門ふみが絶賛していた、グレン・サバンの小説「僕の美しい人だから」。


別に愛に迷ってるわけじゃないけど、興味はあった。
でも翻訳ものの小説が苦手な私。

躊躇していたら、映画化されていることが判明。
TSUTAYA半額レンタルを利用して借りてきた。

ぼくの美しい人だから [DVD]

ぼくの美しい人だから [DVD]

  • 発売日: 2012/04/13
  • メディア: DVD
 


そして観た。
夜中の1時から。
ムードもバッチリ★

「愛があれば年の差なんて」という言葉があるけれど、限りない極上の愛を前にしては、年齢も、立場も、育った環境も無意味だ、ということは、確かに教えてくれる。
けれど現実には、一体どこにそんな愛があるんだ……、と思ってしまう私は、もはや愛に絶望しているのか?


映画としての出来は、珠玉とまではいかないが申し分ないと思う。
特に、スーザン・サランドンの演じる、「妙に男好きのする、擦れた中年女」は絶妙。

別に愛に迷っていなくても、見る価値はある。