Fleur de Noir

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【映画評・ネタバレあり】ウーマン・イン・ブラック~亡霊の館~

本日は、こちらの映画を見てきました~。

『ウーマン・イン・ブラック~亡霊の館』
原作:スーザン・ヒル 主演:ダニエル・ラドクリフ

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いや~、恐かった!!マジ、恐かった~~~!!

本当はホラーものは苦手なんだけど、イギリスものだし、ゴシックホラーだし、何より舞台版が凄かったので、意を決して見に行ってきました。


弁護士のアーサー・キップス(ダニエル)は、イギリスの片田舎の町の陸の孤島にある“イールマーシュの館”に行き、亡きドラブロワ婦人の膨大な手紙の中から遺言書を見つけ出すよう命じられる。
だが、村人は彼を全く歓迎していない様子。
何とか館に辿り着き仕事を始めるが、そこで彼は黒い服の女の幽霊を目にする。
村人によると、その幽霊を目にした者の周囲では必ず子供が死ぬという。
そして、村の子供たちが次々と亡くなっていき……。

というあらすじなんですが。


舞台版では絶妙なパントマイムと音響・照明効果で、観客の想像力に訴えかける演出が素晴らしかった。
そして何より恐かったのが、“黒い服の幽霊”の存在。
だって、確かに幽霊は“出演”しているのに、チラシにもパンフにも出演者の名前は一切なく、堂々と「二人芝居」と銘打って、二人の男性キャストしか書かれてないんだもん。
観客は「自分も幽霊見ちゃったかも……」という恐怖を胸に抱きながら、劇場を後にすることになるわけです。


そんな「ウーマン・イン・ブラック」が、映画版だとどうなるのかなあと思って、どうしても見たかった。

いやあ、恐かった。。。
舞台と違うのはやっぱり館とか、家具とか、人形とかのセットや小道具が充実してるのと、想像の世界ではなく、“見えるものそのもの”から感じられる恐怖。

傷ついた人形って、何であんなに恐いんだろう……。

そして最後にエンドタイトル出たとき、幽霊の人がクレジットに載ってるかしっかり確認しました。
(今回はちゃんと載ってました。)


映画自体の出来は素晴らしいので、ホラーものが苦手でなければ是非。
お子様がいらっしゃる方は恐さ倍増することが予想されますので、ご注意ください。
苦手だけど見たい!という方は、悪いこと言わないので、部屋は目いっぱい明るくして、真昼間に見ることをオススメします……。


しかしダニエル君は何故ああもムサくなってしまったのか。。。
ハリポタでは、大人になってからももう少し爽やかな印象だったのに、あんなに毛深くなってしまうなんて(笑)。