Fleur de Noir

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【書評】高橋大輔著『Soul up』

 

SOUL Up

SOUL Up

 
SOUL Up Exhibition

SOUL Up Exhibition

 

amazonで見つけて気にはなっていたのだけど、本屋で中身を確認して衝動買いw


私は彼の演技が大好きだし、氷の上に立つ彼をとてもかっこいいと思っているけれど、キス&クライにいる姿や、インタビューやドキュメンタリーの様子を見ても、別にかっこいいと思ったことはなく(爆)。
顔だって別にハンサムだと思ったことはなかった。

だから彼の素顔やプライベートには余り興味がなかったんだけど、日本男子で初めてオリンピックのメダルを手にし、世界王者の称号を手に入れた彼が、一体どんなことを考えて試合に臨んでいたかは知りたかった。

で、前作のエッセイ『be SOUL』を買ったんだけど、彼は思ったとおりのウジウジ・ナヨナヨした男で(笑)。

有名スポーツ選手や偉人などの著書を読んで感じる、「ホントその通りだ!」「尊敬できる」といった感情は全く湧いてこなかったんだけど、でも、彼自身が本当に自分の言葉で語っている感じは好感が持てた。
ゴーストとかでなく、ね。

そんで、新しいのが出て買おうかどうしようか迷ってたんだけど、本屋でペラっと立ち読みしたら、初めて彼のプライベートショットにクラっとしたという話(笑)。

今回使われているのは、オリンピック・シーズン以降の写真だと思うけど、どれも顔立ちではなく、顔つきがとてもいい。

「いい表情(かお)」をしている。

やっぱり私は、一生懸命何かを頑張っていて、いい表情をしている男が好きだなあ、と。
今までは氷の上に立っている時しか魅力を感じなかったんだけど、陸の上でも同じように充実した表情を見せるようになったことが、彼の成長の表れかなあ、と思う。