Fleur de Noir

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【映画評】フロム・ヘル

何を隠そう、卒論のテーマが切り裂きジャックだった私……。
(正確には、『ヴィクトリア朝後期における犯罪事情』というタイトル)
2年前にビデオで借りて見ました。


切り裂きジャックの犯人には諸説ありますが、その中でも一番作り物っぽい説をこの映画では採用しています。
まあ、映画にするには一番ドラマティックではあります。
つまりヴィクトリア女王の孫、アルバート候が、売春婦と結婚式を挙げ、子をなしてしまう。
その子は正当な王位継承者です。
で、危機を感じた王室の主治医、ウィリアム・ガル卿がアルバートの愛人を誘拐し、秘密を知る売春婦6人を殺害したという説……。
まあ映画だから、多少のありえない史実は許されるし、当時の雰囲気を良く伝えた名作だと思います。

そんな「フロム・ヘル」を、大晦日新星堂で998円で見つけて衝動買いしちゃいました。
昨日改めて見た感想は……、ジョニー・デップが若い……。
やっぱりカッコいーですね!

そして当時はグロい書物に埋もれていたので余り気にならなかったけど、結構描写がすごかったです。
よく見たら、R指定されてました……。
15歳以上の皆様、良かったら見てみてください。 

フロム・ヘル [DVD]

フロム・ヘル [DVD]

  • 発売日: 2003/08/29
  • メディア: DVD