Fleur de Noir

日々の思いの丈、フィギュアスケート、映画、本、TV、もろもろ。

宮原知子に女王の貫録!スケートアメリカ2018

こんにちは、虹風憂璃です。

GPS始まりました。

今夜にもスケートカナダの放送がありますが、その前にスケアメの振り返りを。

宮原知子 圧巻の演技、好調 坂本花織

まずは何と言っても宮原。

今回、日本女子からは宮原の他に坂本と本田が出場したが、頭一つ抜けていた。

昨シーズン、怪我を乗り越えて全日本優勝、全日本のエースとして臨んだ五輪で4位入賞という実績が大きな自信を与えたのだろうか。

“女王のオーラ”を身にまとった演技は圧巻で、正直宮原がこのような演技を魅せる選手になるとは、4年前は全く予想していなかった。

また、オフシーズンにジャンプの改良に取り組んでいたとのことで、ジャパンオープンで見た時には高さがUPしていたように感じた。

今回は、高さは抑えていたものの回転不足なく回り切ったのは素晴らしい。

ただ、フリップがショート・フリーともに「!」マークがついていたので、ここは次回に向けて改善したいところ。

坂本も得点的には申し分なく、相手次第では優勝の可能性もあったが、宮原にあの演技をされたら敵わない。

調子は悪くないのでこのまま維持してほしい。

完成形が見たい本田真凛

本田は、デトロイトに拠点を移し、どう変化したか?というところが一番の見どころ。

SPを見る限りは非常に良い練習が積めて、自信が出てきているように感じた。

跳べたと思われたジャンプで回転不足を取られ、思ったより得点が伸びなかったのは残念。

しかしFSでは一転、まともに跳べたジャンプが1本もなく、どうしたのかと思ったら、最初のジャンプの着氷で足を傷めたらしい。

それほど重傷ではないようなので、次に備えてしっかり治してほしい。

FSは残念な結果となったが、SPを見る限り、SP・FSパーフェクトな完成形が見たいと思った。

彼女はジュニアの頃から露出も多く、アンチも増えてしまったが、シニアデビュー後にSP・FSともにノーミスということが1度もなかった。

まずは、ミスなく滑る、滑り続けることがステップアップへの近道である。

気になる海外勢

海外勢で気になるのはアメリカのブレイディ・テネルとロシアのソフィア・サモドゥロワ。

テネルは、ジャパン・オープンで見た時からちょっと痩せすぎではないか?と思っていた。

元々細い選手ではあるが、ちょっと絞り込み過ぎている感があり、1シーズン保つのか心配していたが、案の定調子を落としている。

シーズン序盤のジャパンオープンとB級大会は調子が良かっただけに、ピーキングが不安なところ。

サモドゥロワは、今年シニアデビュー。

安定のロシア勢だが、メドベやザギトワがデビューしたころの衝撃は、残念ながらない……。

今後の成長に期待したい。

男子はネイサン・チェンが圧勝

男子は、大方の下馬評通り、地元アメリカのネイサンが優勝。

ちょっとこれ以外に書くことがないくらいに当然の結果である。

マレーシアの選手が意外にいい演技をしていて、FSでは落ちたがSPでは3位に入った。

今後が楽しみな選手である。