Fleur de Noir

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15-16シーズンへの展望――世界編

また随分と間が空いてしまいました。。。

統括&来季への展望の世界編を書かないままに大分時が経ってしまい、何を書こうかほぼ忘れてしまい、また有力選手が復帰や現役続行を発表したり、新カップルが結成されたり、大分情勢も変わってしまったので、来シーズン(というか今シーズン)への展望を書きたいと思います。

 

まずは男女シングル。

浅田真央パトリック・チャンが現役続行を発表しました。

世界選手権3連覇のかつての絶対王者と、ソチ五輪のフリーで世界中の人を魅了した浅田の現役続行で、今季のフィギュアは史上かつてない争いになると思われます。

 

特に女子は、国内争いも熾烈になりました。

現在シニア3TOPの宮原・本郷・村上に浅田が加わることで、誰かが世界選手権の代表から漏れます。。。

他に、一気に才能を開花させる選手が現れれば更に混迷を極めるでしょう。

正直、私はずっと“真央ちゃん派”ではありませんでした。

情熱的な演技が好きなので、ミキティやあっこちゃんが好きだったし、あの日まで、浅田の演技に感動したことは1回もなかったのです。

“あの日”……そう、ソチ五輪の女子シングルフリーが行われた日です。

あの日、次々に決めるジャンプと、終盤のステップの迫力は本当に凄かったし、初めて心から素晴らしいスケーターだと思いました。

バンクーバーを経験し、佐藤先生のもとに移ってからは、少しずつ表現面も磨いてきたけれど、それでもやはり私の中で浅田は“技術派”の選手でした。

しかし、2度のオリンピックと1年間の休養を経て、彼女は完全に脱皮したと感じています。

今日放送された「THE ICE」を見たのですが、冒頭の仮面舞踏会から鳥肌が立つような演技でした。

彼女は本当に23年間、スケートのために生きてきたのでしょう。

1年間の休養中、大学を卒業し様々な未知の体験をする中で、子供のような吸収力でそれらを自分のものにし、昇華させ、スケートに反映させている……、そんな風に感じられる演技でした。

そして、今までやってこなかった色々な体験をして、それでもやっぱりスケートが好き、という気持ちで戻ってきたというのは、とてつもない強さを彼女に与えてくれるのではないかと思います。

 

そしてそれはパトリック・チャンも同じです。

チャンが絶対王者として君臨していた時、私は彼がなぜそこまで評価されるのか、さっぱり分かりませんでした。

やはり、1度も感動したことがなかったのです。

しかしソチ五輪で金メダル最有力と言われながらも銀メダルに終わった時、恐らくスケート人生最大の挫折を味わったであろうチャンが、ここからどう化けるのか、非常に楽しみにしていました。

その片鱗は、ソチのエキシビションで既に垣間見えていました。

私がチャンの演技で初めて感動したのは、彼が銀メダルに終わった直後だったのです。

そしてチャンも、「やっぱりスケートが好きだ」、その一心で戻ってきた。

彼はインタビューで、

「僕はユヅルがやらないことをやるよ。だって彼も、僕がやらないことをやっているのだから」

と話していました。

今まで以上に個性を発揮していくチャンが、羽生やフェルナンデスとどんな戦いを繰り広げるのか、とても楽しみです。

 

全体としては、女子シングルは相変わらず日米露の3強という構図で進みそうです。

昨季は、米露2強+日本という構図でスタートした感じですが、終わってみれば日露+米国という結果になりました。

アメリカはジュニア勢がちょっと弱い気がするので、今後が少々不安です。

ポリーナ・エドモンズをもっと鍛えなければ!

 

男子は国としてどこが強い、というよりも選手個人で雌雄を争う雰囲気になっていますね。

プルシェンコも今季フル出場を宣言していますが、GPSが明けてみないと何とも言えません。

ただ、先日のファンタジー・オン・アイスの映像を見る限りでは、かなり絞り込んでジャンプの軸も細くなっていて、本気度の高さが伺えました。

また、日本の宇野昌磨はもちろん、カナダのナム君、ロシアのピトキーエフなど、“次世代エース”を狙う面々も虎視眈々とトップを狙っています。

若手の活躍にも注目したいところです。

 

ちょっと長くなってしまったので、カップル競技について別記事で書く予定です。