Fleur de Noir

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何があった!と6人全員に突っ込みたい。GPF男子シングルSP

大注目の男子ショート・プログラムが終わりました。

今朝、起きてすぐに結果(と点数)だけ見てしまい、全員に「何があった!?」と聞きたくなった。

まずは結果です。

1位:羽生結弦 94.08

2位:町田樹 87.82

3位:マキシム・コフトゥン(露) 87.02

4位:セルゲイ・ボロノフ(露) 84.48

5位:ハビエル・フェルナンデス(西) 79.18

6位:無良崇人 78.35

まずは、完全とは言い難いけど復活の兆しを見せた羽生。

やっとこのSPが花開き始め……いや、蕾がほころび始めました。

スピン・ステップALLレベル4。

冒頭の4回転トゥループはGOEで2点の加点が付き、後半のトリプルアクセルはなんとGOE+2.43!

カウンターからのトリプルアクセル→イーグル→チェンジエッジは本当に綺麗ですね。

NHK杯までは入りもイーグルからでしたが、少し難易度を下げたのでしょうか。(とは言え、カウンターからも難しいですよね。羽生君的にはそっちのが得意という話?)

スケーティングも、前半のスーッとただ滑っている微妙な“緩さ”が絶妙な“間”を作ることで余韻を醸し出していて、それが後半のステップに向けて加速していくのが見事でした。

後半のコンビネーションで転倒があり、それでも94点越えって何事!?と思っていましたが、コンビネーション2つ回り切ったところでの転倒で、GOEのマイナスも1.90に止めたというのも大きかったと思います。

結果と点数だけ見ると「盛り過ぎでは?」と思いましたが、演技を見てプロトコルを解析すれば納得です。

技術点の51.11は全選手の中でも今季最高でしょうか。

全日本では難しくても、世界選手権で最終形を魅せてくれると期待したいです。

 

町田は、冒頭の4回転からの連続ジャンプでステップアウトしたのと、スピン、ステップでレベルの取りこぼしがあったようです。

全体的には悪くなかったと思うので、フリーでの巻き返しに期待ですね。

 

コフトゥンは、4回転2つ決めたのに全てのジャンプでGOE減点を食らい、得点が伸びませんでした。

個人的にはもっと堕ちるかと思っていたので、3位に留まったのにむしろびっくりです(笑)。

 

ボロノフは唯一全ての要素で加点をもらっているのですが、GOE1つ1つの加点はそれほど大きくなかったですね。

ジャンプの軸が歪みやすく、力技で着氷している感じなので加点が付きにくい気がします。

PCSの伸びが悪いのも気になるところ。

SP2位に入ったロステレコム杯では40点台に乗せていますが、安定的に40点越えを出せるようにならないと、今後TOP争いは厳しいかも知れません。

 

そしてハビー!どうした!!

地元開催の声援が逆にプレッシャーになったのでしょうか。

ジャンプを失敗してもやむことのない歓声はノリの良いロックナンバーが聞こえにくいほどの大きさ。

冒頭の4回転の失敗はともかく、何でもないところでの転倒にはびっくりしました。(とは言え、つなぎの部分だったので減点1だけで済んだようです。)

スピン・ステップはレベルALL4ですが、冒頭の2つのジャンプ失敗で10点くらい損してるので出遅れてしまいました。

フリーでは気負わずに楽しく滑ってほしいものです。

試合とは関係ないけど、ハビーの不調のせいでミキティへのバッシングが一段と酷いことになりそうだなと思うと少々げんなりします。

 

そして無良!君もどうした!!

全体の出来としてはハビーより良かったと思うのですが、PCSの低さが災いして6位スタートとなってしまいました。

彼もPCS40点台を安定的に出せるようにならないと、今後は厳しくなってくると思います。

 

それにしても改めてプロトコルを比較すると、後半にコンビネーションを含む2つのジャンプを入れている羽生のプログラムはやはり鬼構成ですね。

というかソチ五輪プロトコルを確認してみても、後半にジャンプ2つという構成は羽生だけでした。

本当に恐ろしい子……。

 

羽生は今大会優勝すると、日本男子初のファイナル2連覇となります。

まっちーとの1、2フィニッシュでも、2シーズンぶりの日本男子金・銀となるとのこと。

ぜひ、日本男子の記録を塗り替えてもらいたいです。

 

そして、男子ショートの前に、ジュニアの結果も少し放送していました。

宇野君のドンファン!パーフェクト神演技でした。

フリー、総合得点共に、ジュニアの世界歴代最高得点を更新し、ぶっちぎり1位で優勝。

日本男子の未来は明るいですね。

しかし、宇野の大活躍で全日本が荒れそうな予感がします。

今季は揉めずにすんなり代表決まってくれるといいのですけど。

 

女子も、樋口新葉がSP5位から巻き返して銅メダル。

SPも決して失敗したわけではなく、他が凄すぎただけなので充分誇れる銅メダルです。

なんせ、優勝得点190点越えですよ。

シニアのグランプリシリーズでも優勝を狙える得点ですから。

 

次は、男女共に気になるフリーですね。

早く見たいです!