波乱の幕開け!GPF女子ショート・プログラム
グランプリ・ファイナル開幕しました!
てっきり今日、男女ショートをやるものだと思っていたのですが、今日の放映は女子だけなのですね……。
事前予想ではラジオノワがSP首位で折り返し、トゥクタミシェワとポゴリラヤが追随すると読んでいたのですが、意外な幕開けとなりましたね。
まずは、女子SP結果。
1位:エリザベータ・トゥタミシェワ(露) 67.52
2位:ユリア・リプニツカヤ(露) 66.24
3位:エレーナ・ラジオノワ(露) 63.89
4位:アンナ・ポゴリラヤ(露) 61.34
5位:本郷理華 61.10
6位:アシュリー・ワグナー(米) 60.24
本郷は格上の選手たちを相手にPBを更新するという強心臓ぶり。
SP5位の滑り出しで、点数的にも(上がコケない限りは)表彰台は難しい感じですが、PB更新してくれれば順位は仕方ないかな、とも思います。
しかし、技術点だけなら3位なんですよねー!
しかもGOEで全ての要素で加点をもらってるのは6人中本郷のみです。
それでも、GOEの伸びとPCSがトゥクタミシェワやリプニツカヤに比べてかなり低めに抑えられているのは、シニアデビューの洗礼なのか第一滑走の宿命か。
フリーのカルメンに期待したいところです。
そして、大番狂わせ。
ラジオノワとポゴリラヤに転倒がありました。
ポゴリラヤはロステレコム杯でも不調だったのでまだ分かりますが、優勝候補はラジオノワと踏んでいただけにびっくりです。
そして、ミスを最小限に止めたトゥクタミシェワが首位に。
あの絶妙な手の動き、最高です♡
中国杯に比べるとかなりトランジッションを増やし、ステップも複雑になっていたように見えました。
2位のリプニツカヤは、フリップのエッジエラーが響きましたね。
冒頭のルッツ-トゥループもエッジが怪しかったですが、こちらはスルーされた模様です。(加点も大きく付いてますね。)
今大会、ロシアが優勝すると、イリーナ・スルツカヤ以来10季ぶりのファイナル制覇となるようですね。
SPで1~4位を独占したことでファイナル制覇が視野に入った、と記事にはありますが、むしろこのメンバーで、この成績でファイナルに乗り込んできて、ロシアがタイトルを獲れなかったら、それこそ前代未聞でしょう……。
真央ちゃんとかが出てるなら別ですがね。
さて、明日はいよいよ男子SPです。
羽生君ファイナル2連覇、それは難しくても日本男子2連覇、なんとか果たしてほしいものです。
先ほどインタビュー映像を見ていた感じでは、羽生と無良が充実したいい表情をしていました。
羽生は、中国杯では不安感、NHK杯では焦燥感が見て取れ、表情を見ているだけで心配でしたが、ファイナルでは精悍な顔つきが戻り、昨季後半の雰囲気に近くなってきた気がします。
無良は今までのフィギュア人生の中でも確実に一番いい顔をしています。
GPS2戦の実績が自信になったのか、黙っていても男の色気がにじみ出てくるような独特の雰囲気になってきました。
彼のファントムがどんな進化を魅せてくれるか、こちらも楽しみです。
町田は、エリック杯での不調をどこまで修正してきているか。
特にフリーの第九をどこまで密度の濃いものに仕上げているのか、楽しみにしたいと思います。