エリック杯雑感
わたわたしてる間にNHK杯が始まってしまう……。
というわけで、エリック杯です。
まずは女子シングル最終結果。
1位:エレーナ・ラジオノワ(露) 203.92
2位:ユリア・リプニツカヤ(露) 185.18
3位:アシュリー・ワグナー(米) 177.74
ロシアの二人が、2大会連続の優勝・2位でGPF出場を決めました。
現在出場権を獲得している女子は、この二人の他、トゥクタミシェワとポゴリラヤで、予想はしていましたが、ロシアっ娘は欠場のソトニコワ以外全員上がってきました。
昨シーズンの世界選手権が終わった時点では、日米露の三強時代突入かと思いましたが、今シーズンを見る限りではロシア一強、それに日米が続く、という感じです。
ロシアの復活は喜ばしいですが、日本・米国も踏ん張って欲しいところ。
NHK杯に出場する選手のうち、有力なのは宮原・村上・ゴールドの3名。
3名とも初戦は3位なので、優勝すればファイナル確定。
2位だと、当落ライン上にいるワグナーとの点数比較ですね。
なんとか宮原と村上に1位・2位を独占してもらい、ファイナル進出を決めて欲しいですが、どうなることやら。
次に男子シングル最終結果。
1位:マキシム・コフトン(露) 243.35
2位:町田樹 237.74
SPでは、デニス・テンがさすが五輪銅メダリスト!と思わせる完璧な演技で首位に立ったのですが、フリーを終えてみればまさかのコフトゥン。
町田と共にGPF進出を決めました。
けれども、点数的には今のところ中国杯と並んで低い大会になってしまい、今シーズン2大会優勝のコフトゥンは運が良いとしか言いようがありません。
プルと比べるのが良くないのでしょうけど、どうもロシア男子は「おお!」思う人がなかなか現れません。
強いて言えばここにきて遅咲きの花を咲かせているボロノフとメンショフでしょうか。
しかしボロノフは27歳、メンショフは何と31歳!プルシェンコと同い年です。
次世代を託すにはちょっと、という感じですね。
個人的にはガチンスキーの復活に期待していますが、今回6位に入ったピトキーエフがどこまで伸びてくるかも気になりますね。
そして驚きなのは町田です。
一体どうしたのでしょう、というような滑りでした。
多分原因は靴を買えたことと、女子もですがリンクが荒れていた、ということですかね。
リンクのせいなのか、今大会はどの選手もスピードが余り出ていませんでした。
気になるのは「最初の4回転を失敗する想定をしていなかった」というコメント。
昨シーズンですら、4回転の失敗はある程度織り込み済みでどの選手もプログラムを準備していたので、その辺は少し準備不足かな、という気がしました。
GPFまでに、完成度を高めてくれることを期待します。
NHK杯を前に、男子のGPF枠は残り3つ。
羽生が驚きの出場表明をしましたが、表彰台に乗ればファイナル確定、とのこと。
ロステレコム杯2位のボロノフも同条件なので、順当に行けばファイナルは無良・羽生・ボロノフになりそうです。
アボットがどこに食い込んでくるかですが、スケアメではフリーを滑り切る体力がまだ(もう?)整っていない感じでした。
かなり間が空いたので、どこまで調整してくるかですね。
今日の午後からもうペアのショートが始まります。