Fleur de Noir

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フィギアスケート解説陣、の解説

昨季で引退した織田信成鈴木明子が解説者デビューを果たし、競技の人気・発展に比例してフィギアスケート解説者陣も人材が豊富=競争が熾烈になっている。

というわけで、独断と偏見による解説者ランキング。

 

●男子シングル

1.本田武史

2.五十嵐文男

3.田村岳斗

4.佐野稔

 

●女子シングル

1.佐藤有香

2.荒川静香

3.八木沼純子

4.安藤美姫

5.伊藤みどり

 

まず男子シングルであるが、トリノ以降フィギアを見始めた人のほとんどが「誰、こいつ?」と思うであろう五十嵐文男について解説したい。

彼は、日本のフィギアスケート解説の先駆者と言って良い。

選手としては、レークプラシッド五輪に出場した実績を持つが、解説者としての功績の方が大きいだろう。

トリノ五輪前までは、フィギアスケートのほとんどの大会で男子シングルと、多分人材がいなかったためだろうがアイスダンスの解説もこなすスーパー解説者だった。

06-07シーズンよりNHK杯の競技委員長に就任したのをきっかけに解説業を引退したが、(これは後に聞いた話だが)一説には新採点方式に対応できなかったため解説の道を諦めた、とも言われている。

時を同じくして本田武史が現役引退し、またその解説がデビュー当時からファンの間でも「五十嵐さんの解説が乗り移ったよう」と高い評価を得たため、以降五十嵐さんの名前をTVで見ることはなくなった。

 

次に、佐野稔と伊藤みどりを共に最下位にランク付けした点。

これは詳しく説明するまでもないと思うが、「解説になっていない」からである。

まず、ジャンプの直後にその種類を言わないのはこの二人だけ。

それでも佐野稔は、“居酒屋解説”という意味では選手への愛着を感じられるし、最近は慣れてもきたが、伊藤みどりは許容できない。

 

一番ひどいと思ったのは、08年のGPFで安藤美姫が4回転に挑んだ時のこと。

結果的には回転不足と認定されたものの片足着氷に成功し、スローで見ると素人目にはどう見ても4回転。

なのに「3回転ですね」と挑んだことすらスルーし、ジャッジが出た後もさらっと流す……。

その後あまり登場しないのでもういいですけど。

 

さて、男子に戻りますが、今季解説デビューを果たした織田君は佐野稔と田村岳斗の間くらいかなあ、という印象。

スケアメしか判断材料がないし、今後勉強してレベルアップしてくる可能性はありますが、今のところは。

織田君の解説で良くないな、と思う点は選手の良い点しか言わないことでしょうか。

若い選手に対して今後の課題などは言ってましたが、トップレベルの選手に対してマイナス点を言わない。

 

フィギアスケートの解説に最も求められているのは、素人目には同程度に素晴らしい演技をしたと思われる2選手について、その点数や順位について視聴者が納得できる説明をすることだと思っている。

その点本田武史は、各選手の要素を冷静に分析して、その演技の点数への影響を得点発表の前に的確に解説してくれるので非常に納得感がある。

特にソチ五輪男子シングルの解説は本当に神解説だった。

2回の転倒があった羽生と、転倒こそないものの大きくよろけたジャンプが複数あったチャンの演技を比較し、チャンの演技後に「届かないんじゃないでしょうか……」と先に口にしていたのは、今思い返しても素晴らしい判断だったと思う。

 

次に女子シングルについてであるが、本田武史と同様に各要素についてきっちり解説してくれるのは今のところ佐藤有香しかいないと思っている。

が、彼女は現在コーチ業に忙しく、多分今後も解説者としてTVに出ることはほぼないだろう。

そこで荒川静香八木沼純子だが、男子の本田武史に比べるとどうしても物足りなさを感じてしまう。

 

安藤美姫は、競技の解説はないが、ソチ五輪の時にスタジオ解説として出演していた。

個人的には悪くないと思うのだが評判が良くないのは何故か。

一つには言い方が専門用語が多くて、初心者には分かりづらいのでは?というのがある。

だから、私のようなマニアにはいいのかも知れない。

(真央ちゃんのことを「彼女」と呼ぶのが冷たい、みたいな意見も一部であったが、ここまでくるとほとんど言いがかりだと思う。)

あと、感情の量が多いタイプなので、性格的に解説には向かないというのもあるだろう。

 

鈴木明子は、アイスショーとジュニアのGPSの解説しか判断材料がないが、八木沼純子の上か下か……、というところ。

個人的に好感が持てるのは、ジャンプの時手を上げてGOEを稼ぐ選手を見て「私はできません」とコメントしたこと。

それがどの位難しい技術なのか、素人にも分かりやすいコメントだった。

 

ところで、スケ連とマスコミ(主にテレ朝)は臨月の荒川静香をいつまで働かせるつもりなのだろうか。

先日「徹子の部屋」に出演していた際、「もう9ヶ月も終わるところ」と言っていたので、収録日を考慮すればとっくに臨月を迎えているだろう。

彼女は雇われているわけではないので労働基準法は適用されないが、GPF終了まで解説者としてスタジオに座らせるのはどう考えても無理がある。

そもそも、彼女がGPSのメイン解説、という時点で「???」と思った。

また、スケ連の副理事になったという記事が出ていたが、例えば来年の今頃、育休復帰のタイミングでの発表なら喜んで応援するが、この時期というのはちょっとひどい。

それが本人の希望と自由意思によるものであればよいのだけど……。

安藤美姫が出産後数ヶ月で復帰した時は、「子供をほったらかして」みたいなバッシングも凄かったのに、妊婦を酷使することについてネット以外で誰も突っ込んでいないという現状もどうかと思う。

 

今日からスケート・カナダが始まっている。

織田君の解説の成長ぶりにも注目して見ていきたい。

 

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2014年11月2日追記

 

スケート・カナダの放送を見たら、織田君の解説がかなりレベルアップしている!!

まさかこのブログを読んでいるとは思えないのだが、ここで書いたことが修正されていてびっくりしました(笑)。

女子シングルの解説も織田君が務めていたので、荒川さんは完全に産休に入ったのかも知れませんね。