トゥクタミシェワが~!!!スケート・アメリカ雑感②(女子FS)
GPS第一線、スケート・アメリカが全て終了しました。
女子シングルは、
1位:エレーナ・ラジオノワ
2位:エリザベータ・トゥクタミシェワ
3位:グレイシー・ゴールド
という結果となりました。
トゥクタミシェワは残念でしたが、SPの時に比べて体のキレがなく、スピードも抑えていたように感じました。
SPの後の会見では体調不良を訴えていたそうですが、FSは長い分守りに入ってしまったのでしょうか。
ただの体調不良(風邪とか)だと良いのですが。
悪くはない演技でしたが、ラジオノワにあの演技をされてはたまらん!
ラジオノワは、シニアデビュー当時の真央ちゃんを髣髴とさせるような、軽やかで溌溂とした演技でしたね。
まだ体形変化の波は来ていないようなので、今後4年間でどのように変化してくるか楽しみです。
ゴールドも転倒こそありませんでしたが、いくつかのジャンプが2回転になり、そのため計算が狂ったのかコンボノーカン……。
前半の2A+3Tの予定が2Tになり、後半の3連続で2Tを2回跳んだことで「2回転以上のジャンプはFSの中で各2回ずつ」のルールに違反することになってしまいました。
今季、このパターンをやってしまう選手がたくさん出そうですね。
今回の場合の対策としては、点数の高い順に以下のようになります。
- 2T+2Tを、2Lo+2Loまたは2T+2Loにする。
- 最後の2Tを1回転にする。
- 2連続で止めておく
その時々のパターンによって対策は多少異なりますが、昨シーズンにも増して臨機応変な対応が求められますね。
それにしても今季、『オペラ座の怪人』で踊る選手のなんと多いことか!
今分かっているだけでも、
男子:羽生結弦、無良崇人、マイケル・クリスチャン・マルティネス
と、男女合わせて5人も!!
こんなにも選曲されているのは、ボーカル入り解禁のせいなのだろうか。
ペアやアイスダンス、まだプログラム未発表の選手も入れたらまだいるかもしれない。
昨季は『レ・ミゼラブル』が大人気だったが今年のブームはファントムのようだ。
ペアは、川口/スミルノフ組が大差で優勝。
3位の中国ペアは、エキシビジョンで見ただけだが、女性の方がかなり大人っぽい雰囲気になり男性とつり合いが取れてきた。
(昨季は、恋人同士というよりは“お父さんと娘”に見える……という意見が多数あったのでw)