Fleur de Noir

日々の思いの丈、フィギュアスケート、映画、本、TV、もろもろ。

大自爆大会ではやはり地力がものをいう

平昌五輪男子シングルは、色んな意味でメモリアルな大会となった。

まず世界的に見ても、羽生結弦がディック・バトン以来66年ぶりの2連覇達成。

オリンピックで二連覇というのは、他競技ではそう珍しいことではない。

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ザギトワのフリーは本当に“芸術的ではない”のか?

オリンピックは全部見ていたが、記事を書く時間が全くなく、今シーズンももはや終盤戦。

オリンピックの感想と今季のまとめを兼ねて、種目別に書こうと思う。

思っているが、予定は未定であり決定ではない……。

 

さて、今季女子シングルの話題といえば、

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オリンピックで見たいのは日本人だけなのか

平昌オリンピックが開幕して1週間が経とうとしている。

フィギュアスケート団体戦とペア競技が終了したが、スケオタにとって腸が煮えくり返るのは、ペアのSPが全くテレビ放映されていないことだ。

2月14日(水)に中継があるはず?だったのが、カーリングだかアイスホッケーだかに差し替えられてしまい、2月15日(木)の午前2時ごろから録画放送をするというので、録画をしていたがフィギュアのフの字も登場しなかった。

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GPF2017に見る平昌五輪男子シングルの戦い方

GPF男子シングルが終了した。
今大会、5人の選手が4回転を組み込み、更に上位3名は複数種類の4回転を最高5回組み込むという、高難度プログラムで挑んできた。
が、完璧に滑りきった選手は誰もおらず、優勝得点は286点台という、近年の男子シングルの成績としてはあまりパッとしない結果に終わってしまった。
そもそもソチ五輪前から、4回転を複数組み込む選手が増えた結果、男子の大会はほとんどが大自爆大会になっている。
それでも数年前までは4回転ジャンプはせいぜい1回、多くて2回だったので、4回転を決めた上でいかに他のミスを減らすか、GOEでプラスをもらうか、という戦いだったように思う。

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少女漫画における視点の変遷

最近ハマった漫画。

春待つ僕ら(1) (KC デザート)

元々レンタルしてたんだけど、最新刊の解禁を待ち切れず、普通に本屋で新刊で買いました、8巻。

主人公が男バス四天王とひょんなことから仲良くなるという、いわゆる逆ハーレムものなのだが、巻が進むにつれてどのキャラも立ってきて、青春群像劇の様相を呈してきた。

んで、この漫画の展開として目を引くというか、新しいな!と思ったのが、7巻の終わりでヒーロー(と思われるキャラ)が主人公に告白し、8巻のラストで当て馬(と思われる男キャラ)も主人公に告白してるということ。

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テサモア無双

先週末、NHK杯が閉幕した。

今大会、宮原の復帰戦とか、羽生の突然の欠場とか、日本人的なトピックも数多くある中、私が最も印象に残ったのは……、
サモアが無双すぎる件。

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ジャパンOPの成績は、シーズンを占う参考にはならない

昨日、ジャパンオープンが行われ、日本チームは2位となった。

しかし1位のチーム・ヨーロッパとの差は0.5もなく、織田、宇野、本田のいずれかが、失敗したジャンプのうちどれか1つでも完璧に決めていれば、日本チームが上回っていた計算になる。

結果は残念であるが、この試合の本来の目的は勝利ではないので大した問題ではない。

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